Question
Answer
「ドレスコード」はありますか?
私たちの舞踏会にご興味を持って頂きありがとうございます。ご案内に記載があるドレスコードについていくつかご質問が寄せられましたので、委員会の見解をお知らせ致します。今回の舞踏会のドレスコードは、ご案内に記載されているものであればどれでもコードが遵守されていると見なされますのでご安心ください。
●女性/ ロングドレス、イブニング・ドレス、和服(訪問着以上)
●男性/ 燕尾服、タキシード、黒服上下に黒ボウタイ、黒紋付羽織袴
「競技会で着用する燕尾服」を着用しても問題ないですか?
競技会で着用されているものでも問題ありません。コンペ用の燕尾服はホールドした時に肩回りや腕下などの線が崩れないようにして仕立てられているので、普通に立った時やお食事なさる時などかなり窮屈な思いをされると思います。ご本人がそれを我慢なされるなら問題ありません。もしその窮屈がお嫌ならタキシード又は黒服を着用されてください。 なお、男性の服装に関してですが、舞踏会の会場で絶対にやってはいけない事として暑いから、窮屈だから、と上着を脱ぐことがあります。舞踏会の間は絶対に上着を脱がない事がマナーです。日本ではダンスを踊る男性の中にこれを守れない人が多くいるため念のためお知らせ致します。本舞踏会でも同様です。
服装は男女ペアで合わせる必要がありますか?
「女性がイブニング・ドレスなら相手の男性も男性のイブニング・ドレスつまり燕尾服」というのが正式な決まり事です。男性と女性の服装は合わせる必要があります。ただし、最近は男性の夜の正装としてタキシードも認められる様になってきていますので、女性のイブニング・ドレスに対して男性はタキシード着用でも問題ありません。 女性が夜の正装であるイブニング・ドレス着用なら男性も正規の燕尾服着用が本来は望ましいです。女性が少し格をおとしてセミ・フォーマルのロングドレス(イブニング・ドレスではない)なら男性もタキシードをはじめとするセミ・フォーマル着用という事になります。今回の舞踏会では黒服上下着用もセミ・フォーマルの扱いとします。
女性の服装でイブニング・ドレスとロングドレスの違いを教えて下さい
「女性の夜の正装であるイブニング・ドレスは、正式にはローブ・デコルテと言います。首回り、背中を広く開けていて裾の長さは足元が隠れるものです。ただし年齢がある程度高い女性の場合は胸元や首回りが広く開いていないものでも全体の様式が合致するものならこれに該当します。 一般にロングドレスと言われるものは、フォーマルなドレスとしての様式を満たしているとは言えないものがありますので注意が必要です。例えば社交ダンス教室のパーティーなどでデモンストレーションする際に女性が着用するダンス用ドレスが「ロングドレス」ではあっても「フォーマルなドレス」とは認められないので要注意です(イブニング・ドレスあるいは正規のロングドレスをデモに着用して踊る場合もありますが) また、日本の一部のダンスパーティでたまに見かけるバッスルラインのドレス(19世紀半ばから20世紀初めに流行したスカートの後ろの部分を膨らませるために腰あてを入れてヒップラインを大きく膨らませたシルエットのドレス)は、本舞踏会ではドレスコードにありません。
1人で参加したいのですが可能ですか?
私たちの舞踏会にご興味を持って頂きありがとうございます。委員長挨拶にございますように今回の舞踏会では、男性と女性のペアによるご参加を推奨しています。これはウィーンで開催されている本来の舞踏会の姿勢に倣ったものです。 日本のダンスパーティでは男性だけ、女性だけで参加して当日会場でお相手を捜しあまり言葉を交わすこともなくひたすら踊り続ける姿が散見されます。ホテル主催の商業ダンスパーティでは、単独で参加される女性向けにアテンダントと呼ばれるお相手専門の男性を用意しているところがあり、事前に貸切アテンダントの予約を受け付けている場合もあります。 しかし今回の舞踏会は商業的な催しではありませんので、このようなアテンダントの ご用意はございません。 ご一緒に舞踏会に参加するパートナーがいらっしゃらず、お一人で参加される方々特に女性には次のような配慮をさせていただいておりますので安心してお申し込みください。
事前練習会
参加申込みをされた方々を対象に舞踏会開催までに何回かの事前練習会を予定しています。「カドリーユ」や「ウィンナワルツ」、「ポルカ」など日本のダンスパーテイーでは普段あまり経験することのないダンスについて実行委員がお手伝いをして全員で練習し参加者同士の懇親を深めます。これにご参加いただくことにより目新しいダンスに馴染んでいただくことはもちろん、舞踏会当日にはこの練習会で顔なじみになった方同士でスムーズに踊って頂けるものと考えております。
Damen Wahl:女性からの選択の時間設定
ヨーロッパの舞踏会ではときどき見かける形ですが、女性から男性にダンスを申し込んでよい時間帯
Damen Wahlを今回の舞踏会でも設定します。単独で参加されている女性は踊る機会が少なくなるのが現実です。そこでDamen Wahlの時にはどんどん男性にダンスを申し込んで踊って頂きたいと考えています。どのダンスタイムで実施するかなどは当日プログラムに記載予定です。 ご不明点があれば遠慮なく実行委員会へメールにてお問い合わせください。
ダンスの経験は全くありません。公式事前練習会に参加して踊れるようになり参加してみたいのですが、練習会に参加してもよいでしょうか?
ダンスのご経験のない方でも今回の舞踏会をきっかけにダンスを習い始めることは喜ばしいことだと思います。
公式事前練習会は11月の舞踏会を少しでも楽しく過ごしていただきたいということで計画いたしました。ダンスの経験のない方でも事前に練習して身体を動かすことに慣れていただき、練習会で顔見知りになった方々を始め舞踏会参加の皆さんと楽しい時間を過ごしていただければと思っております。
公式事前練習会は会場の収容人数の関係もあり、11月の舞踏会に正式申し込みをされた方を優先して受け付けています。参加にあたりダンス経験年数などの制限はございません。実行委員がお手伝いをして練習をしていただけます。
11月までになるべく多く練習会を開催する予定ですが、事前練習会に参加するだけでダンスがうまく踊れるようになるかというとそれは少し違います。 ダンス技術の目標にもよりますが、練習会以外にもご自身での個人練習、あるいはダンスサークルやダンス教室に通っての練習が必要となるかもしれません。11月の舞踏会はそのような練習をしていなくても楽しんでいただけると思っております。
本舞踏会は、商業目的の催しではございませんので、特定のダンスサークルやダンス教室の紹介や斡旋は致しておりません。練習会にご参加された際に他の参加者の方などにお尋ねになってみてください。
本舞踏会では、参加者全員に楽しく踊って頂くことを目的にしていますので、練習会でも平易で取り組みやすい内容を心がけております。また、実行委員作成のダンス教本(非売品)も参加者にお渡しして理解を深める一助をして頂いています。
ダンスの経験は全くありません。舞踏会の見学と記念会食だけ参加したいのですが、よろしいでしょうか? なお、見学と会食だけで踊るつもりはないので服装は平服でかまわないでしょうか?
舞踏会は踊る事、楽しい音楽を聴く事を通して、未知の多くの方々と知り合う事を大切にする社交の場です。ですから踊る事だけが目的ではありません。ドレスコードは、その社交の場にふさわしいものとして制定されておりますので、どのような目的でご参加いただく場合でもお守りいただく必要がございます。
折角お見えになるのなら、これを機会に是非ダンスの体験もしていただきたいと思います。もしあなたが女性なら、未知の男性がダンスにお誘いするかも知れません、その際は「ダンスは踊ったことがありませんが」と一言添えて、是非誘ってくださった方のリードに任せてみて下さい。あるいはあなたが男性なら、まわりの男性を気にせず女性を誘って、リズムにあわせて体をやさしく左右に揺らして見て下さい。これだけでもう立派な社交ダンスです。
また本舞踏会では、ダンスが初めての皆さんも参加できる様に、ウイーンの舞踏会でも大人気のダンス:「カドリーユ」の講習時間も設けています。このダンスはウイーンの舞踏会にあこがれて世界中から参加する、ダンスの経験者、未経験者を問わず誰もが夢中になる楽しいものです。舞踏会当日、開会前に予定している事前練習に是非ご参加下さい。